東海大学医学部付属八王子病院外科  潜在性腫瘍細胞(ONCs)研究会編集

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はじめに

医学部4年生の時の選択・動物実習では、退任された前外科学系長の生越喬二教授に糸結びの基本と脾摘等のご指導を賜り、医学部5年生の時のポリクリでは、先日御退任された安田聖栄教授に2-3週間もの長い間、大変にお世話になりました。そして、医学部6年生の時の医局入局ガイダンスは、当時の医局長で講師、現付属病院・本部長でいらっしゃいます幕内博康教授からの御講話をお伺い致しました。その後、1985年5月に故三富利夫/名誉教授率いる旧第二外科学教室に入局させていただきました。田島知郎/名誉教授、幕内博康/現病院本部長、生越喬二/前外科学系長、安田聖栄/消化器外科科長らの御指導の下、多くの諸先輩方と共に築いてこられた東海大学医学部消化器・一般外科学の伝統を尊重し、入局31年目を迎え更なる飛躍を目指し努力精進致したいと存じます。この研究業績集は、卒後30年間の論文業績(計167編, 英文98編, 和文69編)の内、自己筆頭論文(計67編, 英文55編/Total I.F. 72.483, 和文12編)だけを抜粋し、リサーチコンセプト毎に整理・整頓してまとめたものであります。特に、幕内教授からは、「手術だけをしていても駄目、内視鏡だけをしていても駄目、論文を書いているだけでも駄目・・・、全部全力で率先垂範しなさい!」と言われながらも、ご存じのとおり鈍で怠け者の性格です。伊勢原病院から大磯病院に勤務し始めた頃、漸く2000年のお正月に一念発起してリサーチの基本的なコンセプト等に付き熟考致しました。それは、1. 癌の転移/再発について考えよう (Surgical oncology)、2. 大腸内視鏡治療について考えよう (Endoscopic treatment)、3. 手術について考えよう (Surgical treatment)、という大きな3本柱で、さらにオリジナルデザインの構築を目指そうという大逸れたものでした。その後、岩沢恵美様(幕内教授秘書)からは20年間以上にわたり、何度も何度も駄目出しをされながらも、今回はこのような論文業績集を出版する運びと成りました。これも全て皆様方の御指導・御支援・御協力の賜物でありまして、心から感謝の意を申し述べます。本当に有難うございました。そして、今後共引き続き何卒宜しくお願い申し上げます。


2016年3月18日
向井正哉
 


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